北のまちでは
例年お盆を過ぎると
気温が下がってくるのだが
今年はそんなこともなく暑い日が続いている。
いつもより暑さが増しているのだ。
海に浮かんでいるカモメでさえ
暑がって水を被っている。
私も水を被りたいぐらいだ。
職場に着いたら
本当に水を被ったように汗でびしょ濡れである。
なので
まずは着替えることから始まる。
汗を吸い取るために背中に入れていたタオルを取り出す
その瞬間がなんともたまらない。
そして扇風機の前で涼み汗が引くのを待つ。
だいたい10分ぐらいで汗が引いて
着替えるのだが
着替えるときが一番緊張する。
職場内で基本的に誰もいない時に着替えるのだが
私のグラマラスボディをさらけ出すことになる
結構気を遣う。
新しいシャツに着替えても
30分もすると汗でべとついてしまうのだ。
みんなの職場にはエアコンがあると思うが
私の職場には無い。
扇風機で暑さを凌いでいるのだ。
扇風機は首振り機能により
広い範囲に風を送ることができる。
日本人が考えた優れた機能だ。
しかし
私の席にはどうしても風の当たる時間が
短いように感じてしまっている。
なので
誰も見ていない隙に
扇風機の角度を誰が見てもわからないように
変える。
そうすることで、何とか暑さを凌いでいるのだ。
こんなことしても
暖簾に腕押しなんだけど
悲しい。
あまりの暑さで
昼休みに先輩の電話に親からの着信があり
家まで生存確認
パートのおばちゃんも
家の犬と実家の親の生存確認をして戻ってきた。
私も見習って親に生存確認の電話を入れた。
みんな何事もなく過ごしていて安心した。
これだけ暑くなると
生命にかかわることなので
ゼロカ-ボンどころで無くなってくる。
早急に何か対策を考えなければならない。