周りから不思議がられるが
私は船舶免許を持っている。
小さいころから釣りが好きだったため
毎日釣り雑誌を見ながら
いつの日か小型ボ-トを手に入れ
湖で釣りをしたいという漠然とした思いがあった。
船舶免許は19歳の時にアルバイトでためたお金で
講習会へ行き
筆記試験と実技試験を受けてギリギリでクリアし
免許を取得した記憶がある。
それ以降ボートを運転したことはないし
もちろんボートを購入するまでには至ってない。
そう
夢で終わっているのだ。
最近ではレンタルボ-トも「北のまち」にもできたようで
利用したいが
一度もレンタルできていない。
仕事が早く落ち着けば
そういった計画が立てられるのだが
そう思い続けて
5年毎の免許更新を何回もやっている。
免許更新に掛かる料金は1万5千円ほど
その他に
写真、住民票が必要となってくる。
講習時間は1時間ほどで
視力検査と簡単な運動能力の確認がある。
会場の北の街まで
車で2時間ほどかけて行った。
30分前に来いと案内に書いてあったが
建物は2階建てだが大きくて
関係団体入るビルで
正面の大きな入り口から入ったのだが
会場の案内板もなく
会場も見当たらなかった。
いったいどうなっているんだ。
場所を間違えたか?
取り合えず
トイレに行って💩をして気持ちを落ち着かせた。
駐車場に車がたくさん止まっている
人が何処かにいるはずだけどなと思い
そのビルを半周歩いたところ
もう一つの小さな入り口を発見
裏側からであった。
ビルの中へ入るとすぐ横に受付があり視力検査をした。
しかし
運動機能の検査は無かった。
昔は、指の動きや屈伸など運動機能の確認があったのだが
後々の話で
会場に入ってから受付での
会話、聴覚、座ったり足ったりなどの運動で確認できるため
運動確認は行わないとの説明があった。
講習開始まで待っている間に
受付では提出書類の不備があった人が
そんなの聞いていない!
と
ごねていた人がいた。
いい親父である。
ああ
どこへ行ってもこういう人がいることは
長く生きていると分かってくる。
講習は、パワ-ポイントと動画見ながら
ル-ルとマナ-を再確認した。
その中で気になったことは
「見張る」
ということである。
「見張る」と言っても
万引Gメンのように「見張る」感じではなく
海の状況であったり
風向、風力
他の船の動きや音など
その他障害となる漂流物などが無いか
「見張る」
と言うことなので、なかなか大変である。
ボ-トが海上で停泊していて
他の船がぶつかって来たとしても
停泊している側も見張り不十分と言うことで
責任が問われる。
車とは違うのだ。
なので見張りの基本は
「全方位にわたり」
「対象物を特定せず」
「継続的に繰り返して」
実施することが必要となる。
また、事故の事例として驚いたのは
水上オートバイなどのジェット噴流するボートで
二人乗りをしていて
後部に乗船していた人が後ろに落ちて
ジェット噴流が腹部にあたり
内臓破裂で死亡事故となったことであった。
ボ-トに乗ると言うことは楽しいことだとは思うが
それなりの責任とリスクを忘れてはいけない
それができる人間にならなくてはならないのだ。
いずれにしろ
私は早く仕事から解放され
自由な時間を手に入れることが早急の課題である。
まずはそれからだ!